RMA-CustomLab Blog
2024/02/15 12:03
MANCRAFT製VSR-10用ガスピストンユニットの組込みについてのお話しです。
まず、組込み難度は高めです。分解技術がある方向けとなります。
東京マルイのVSRにはロットによってシリンダーヘッドのネジ山の数が違う為完全に締め込むことができないロットもありますが、それはメーカーの仕様で考慮されて製造されています。
https://mracustomlab.militaryblog.jp/e1132890.html
旧型プロスナイパーに組込んだ場合はシリンダーヘッドのネジ山とシリンダーのネジ山が5巻有りますので、最後まで締め込めてしまいます。
結果、コッキングしてシリンダーを戻した時にチャンバーブロックとシリンダーヘッドの上面に隙間ができ、発射した際シリンダーが動きチャンバーブロックに当たり金属音がしてしまいます。
対策として、市販のOリングを取り付けて締めていただけると約0.5mm〜1.5mmほどシリンダーヘッドに隙間が開きます。画像参照
続いてノズル長についてですが、ノズルが取り外せる様になっていますので適正のノズル位置に合わせていただけます。
※メーカー出荷時はノズル長が長めに取付けられています。
※ノズルのネジにはロック剤が塗られているため少し力が必要です。
更に続いて、シリンダー内部についてです。
まず最初に、このままガスピストンユニットを組み込むとピストンユニット開放時にシリンダーヘッドの内側に当たり音が出てしまいます。
対策としてNBR又はソルボセイン等のゴム板を貼り付けると緩和できます。
※厚さ約2〜3mm程度
付属の純正スプリングが固く、その反発でピストンユニットが叩く音が出ています。
対策、このガスユニットには電動ガン用のスプリングが使用可能ですので、柔らかい電動ガンスプリングをカットして使用して頂けますとコッキングとピストンを叩く音がかなり軽減してくれます。
※現在オプションパーツとしてスプリングの製作、衝撃消音パットの作製を検討しております。
※カットの長さはガスピストンユニットに少しテンションがかかる程度であれば純正スプリングよりも短くしても問題ありません。
スプリングのカット後はできるだけ末端処理を施しておいた方がいいです。
最後に、初速の調整です。
https://docs.google.com/document/d/1kA3iR0QUOGTdmLTpIRyAVHAS9fqMgvt7ZDRO-sESrJQ/edit?usp=drivesdk
このLinkは、組込み分解画像です。
ピストンユニットを分解していただくと中に白い筒が入っています。
付属品として約100mmのチューブがついていますので適正な長さにカットして筒に入れてください。
これでガス容量を調整して初速を調整していただきます。
組込みに自信がない方はお近くのMANCRAFT製品取り扱い店様にご相談、組込み依頼をして頂けますと幸いです。
輸入代理店
RMA-CustomLab